鯉から龍へ!完璧な仮殿の太宰府天満宮をお詣り

これが見たくて夕方にあわせて行ってきました。今年2回目の太宰府天満宮

太宰府天満宮のご祭神は言わずと知れた学問の神菅原道真公

一年を通して受験生の訪問が多いと思われますが、これからの季節はさらに受験生の参拝が増えていくのでしょうね

この10月は特別受験合格祈願大祭期間として、この「飛龍天神ねぶた」が楼門に施されているとNHKのニュースで知り早速訪問。「黄河の急流を登ることのできた鯉が龍になった」という登龍門伝説

急流に見立てた柱を、色鮮やかなが力強く登っています。そして急流を登りきって…

ドーーーーンッ‼龍になる‼

この眼光、髭の造形。眉毛も立体…なんて力強い龍様なのでしょう。作った方天才。これはご利益間違いない!来年辰年ですしね。受験生の皆さんが難関を突破されますように、私も勝手にお祈りします。

この楼門は大正3年(1914)再建されたもののようです。それまでも焼失と再建を何度か繰り返したようですが、戦国時代にはあの石田三成の寄進もあった公式HPにありました。日本史さっぱりな私でも名前だけは知っている武将です。さすがの太宰府天満宮

さて国の重要文化財である本殿は、124年ぶりの「令和の大改修」が始まっています。

大改修と言うだけあって3年もかかるようです。そのため仮殿が設けられているわけですが、その仮殿がこちら!

屋根が林で、林が屋根です。

ジブリかな?

小さいトトロが出てきても不思議では無いのですが。ちなみに8月に参拝したときはこんな感じでした。

こうして比べてみると、8月は青々として、10月はススキの穂が。季節の移ろいが感じられます。

工事の案内の中に「天神の杜との調和を重視」とか「伝統と現代が融合」とか書いてありますけども、もうその通りすぎる

屋根の樹木たちは生きている。と言うことは、この仮殿も生きているとも言える

そして改修が終わったらこの仮殿は解体されるわけですが、この屋根の樹木たちは境内に植え替えられ天神の杜で生き続けるそうな…もう完璧。ここまで考えられているなんて。さすが、さすが太宰府天満宮。

この仮殿をデザイン・設計されたのは藤本壮介さんという建築家のようです。なんと大阪・関西万博の会場デザインプロデューサーを務めていらっしゃるとのこと。万博関連のニュースを見ていると何だか大変そうですが、もし無事開催ができたら、会場のデザインはとても素晴らしいものになっているに違いないと思います。

本格的に日が暮れてきました。仮殿の中がライトアップされていて、そこにもまた龍様を見ることができます。

なんとも色々とパワフルです。平身低頭お詣りしました。

名残惜しいですが帰ります。

帰りの表参道

まん丸のお月様が輝いていました。美しさに心満たされます。

心は満たされますが、腹は減ります。せっかく太宰府に来たんだ!梅が枝餅が食べたい!当たり前!

ですがお店はもうほとんど閉まっています。開いているお店も、片付けが始まっているように見えます。立ち止まってミーアキャットみたいにお店のお姉さんを見つめていたら、よほど物欲しそうな顔をしていたのか、お姉さんの方から声をかけてくださいました。

無事に梅が枝餅をゲット!そして美味しい!

参道の中でもひときわお洒落な建物で目立つこの梅が枝餅屋さんは、やす武本店と言うみたいですね。お姉さん本当にありがとうございました。このご恩は忘れません。次回来た時にも梅が枝餅はこちらで買うことにします。お姉さん、梅の頃にまた参りますね!

太宰府天満宮
住所福岡県太宰府市宰府4丁目7-1
駐車場近隣に有料駐車場が多数あります。
アクセス公式HPでご確認ください

太宰府天満宮の地図はこちら

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