太宰府天満宮にはこれまでに10回ほどお詣りに来ていますが、天開稲荷社をお詣りしたのは今回が初めてです。実は存在すら知らず。毎回道真公を参拝してそれで終わっていましたから。同じような方、結構いらっしゃるのではないでしょうか。
太宰府天満宮の本殿の裏手に菅公歴史館があり、それを少し進むと右手にこの案内板があります。ここ案内板を右に曲がって進んでいきます。
最初の鳥居に到着しますが…
すぐに次の鳥居が現れます!
あとはエンドレス鳥居です!登って行く!
ゼーハーしながらふと振り返ると、夕日がピカー!美しい。ありがたや、ありがたや…そして道は続く
やっとほぼ頂点に到着。思ったよりも何倍も急斜面かつ長い石段でした。太宰府天満宮の公式HPには、この天開稲荷社について「天に道が開け、運気が上昇する神社として信仰されています」と記されています。天に開けた道、しっかり登りきりました。達成感があります。自分を褒めました。
鳥居と同じ朱色が鮮やかな、かわいらしい社殿です。太宰府らしく梅も植えてあります。梅が咲いている風景を想像してみましたが、かなりイイ感じです。
天開稲荷社のご祭神は宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)
穀物の神様でいらっしゃって、五穀豊穣、商売繁盛、開運のご利益があるそうです。五穀豊穣といえば生き物にとって最も重要な恵みの一つ。食べないことには生き続けられないのですから。
また、稲荷神社の鳥居や社殿で見られるこの朱色について検索してみました。政府広報オンラインにて以下の記述を見つけました。
稲荷の社殿や鳥居は、朱色に塗ることが慣例となっている。朱は魔力に対抗する色とも考えられており、古くから宮殿や神社仏閣の多くに使われてきた。鳥居や神社の鮮やかな朱色は、力強い霊性を感じさせる。「お稲荷さん」の朱色のトンネルは、幸運を願ったり、目前の様々な災いを乗り越えて現世を力強く、前向きに生きようとする人々の純朴な願いと感謝が込められた色でもある。
政府広報オンラインより
他にも検索してみると、「豊穣を表している」「塗料に含まれた成分が木材に対して防腐効果がある」等の結果が出てきました。なるほど。
さて、参拝をして、見て見ぬふりをしていた現実と向かい合います。奥の院→…
そうです。奥の院です。さらに登るのです。天に道が開いているのですから、道が続く限り当然登りますし、登れば登るほど運も上がっていくのです。きっと。
なんだろ、きつね様に笑われている感じがする…
意気込んで立ち向かったわけですが、あっさり到着しました。鳥居の下に石で囲まれた小さな洞穴のような空間があります。ここが奥の院です。
体をかがめつつ入ります。中は狭く、二人も入ればいっぱいです。神様が丁寧に祀られています。神秘的な空気で満たされていて、神聖な場所なのだと感じました。味わったことのない雰囲気にポーっとなりながらも、心を込めて参拝しました。
この天開稲荷社は太宰府天満宮公式HPには「九州最古のお稲荷さんとして親しまれてきた」と紹介されています。鎌倉時代末期からあるようです。
鎌倉時代末期がいまいちピンとこない私。鎌倉時代末期・文学作品でググると、兼好法師「徒然草」が出てきます。「つれづれなるままに~」のあれです。そっかそっか、なるほどね!って言いたいところですが、分かったような分からんような。
つまり、ピンとこないほど昔からここにあって、大切にされてきたから今もあるということなんですよね。昔々に生きた人は五穀豊穣を願っていて、現代の人もまた願っている。そこは昔も今も同じなんですね。そして、これからもきっと同じように永く続いていくのだと思います。そうであってほしい。
ただ、太宰府天満宮を訪れても、道真公を参拝したら帰られる方がほとんどなのではないでしょうか。私もそうでした。太宰府天満宮のHPを見ていて、今回初めて存在に気づいたのです。もっと大きくアピールしてほしい!と言うのはさすがにわがままでしょうが、もちょっとでいいので前に出してもよいのでは、と。
そんなこんなで、皆さま、太宰府天満宮を訪れた際は、是非とも、是非とも、こちらの天開稲荷社もお詣りしていただきたい!そして奥の院にも行っていただきたい!ちょっと歩くし登るけど、あんな風に神秘を感じられる場所はそうそう無い。ご祭神やきつね様だって、参拝者で賑わっている方が喜ばれるのではないかと思うのです。
ただし初めて参拝される場合は、時間の余裕と「登るぞ!」という心の準備があるとよいかと思います。私の場合、意外と遠くて時間がかかって焦り、石段に息切れしました。次回天開稲荷社を訪れる際は、せっかくなので余裕をもって参拝したいです。
きつね様にお見送りいただきました。先ほどとは別の鳥居にいらしたきつね様。先ほどのきつね様よりマッチョですね。お強そう!そしてドヤ顔?嬉しそうに見えます。何かいいことでもあったのでしょうか。きつね様、また参りますね。梅の花の咲く頃にでも!
天開稲荷社の地図はこちら
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