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ご存じかと思いますが、太宰府天満宮には牛がちょこちょこいらっしゃる。
公式HPによると牛は道真公と縁の深い生き物と説明があります。
まず道真公は承和12年(845)の丑年のお生まれであるということ。
そして道真公がお亡くなりになった際、亡骸を牽いていた牛が突然伏して動かなくなるのです。それを道真公の御遺志とみた門人の味酒安行(うまさけやすゆき)は、牛が伏した場所に廟を建立。それが現在の太宰府天満宮の本殿につながっているとのこと。
ゆえに太宰府天満宮の境内には11体もの御神牛像があり、どの牛も伏しているのですね。そして御神牛像の頭をなでると知恵を授かると言われているそうです。
…11体!?あれ~、11体もありましたっけ?
この日は出会った牛については全て写真を撮ったはず
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6体の写真がありました。
こうしてみると、みなさん思いのほか違っていて個性があったのですね。いかつい牛、外国の牛のような牛、素朴な牛、ツルツルの牛…みんな違ってみんなイイ
私が最も心惹かれたのは、こちらの御神牛像でした。
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荻原井泉水の句碑の近くの大きい岩の上に、ちょこんと、本当に小さくてちょこんと座っておられます。耳と角が欠けていて、一見牛かどうか分からないような感じでもあります。
人見知りをしない子どものようなあどけなさと、親戚のシャイなおじちゃんのような親しみやすさを感じます。今にも語りかけてきそうな表情。なんとも可愛らしいです。
あまり目立たない場所にあるため人目につかず撫でられる機会も少なそうなので、行くたびに遠慮なくナデナデさせてもらおうと思います。
というわけで残りは5体。まだ半分もあります。どこにあるのでしょうか。次回参拝時の楽しみができました。
さてさて、太宰府天満宮には御神牛像の他にも鹿、鷽、麒麟の像があります。まず手水舎近くの鹿像。
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美形でいらっしゃいます。目が合いました。鹿と言えば神の使いとされ、神社にいらっしゃることは珍しくありませんね。
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そして鹿の背の向こうに見えているのが鷽と麒麟の像ですね
鷽(うそ)…読めますか?私は読めませんでした
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石像も鷽でいいんですよね?手前のブロンズが嘉永5年(1852)、奥の石像が明治39年(1906)だそうです…石像の方が歴史を感じますけど、逆なんですね。
ちなみに、1852年はペリーの黒船来航の前年で、1906年は夏目漱石の『坊っちゃん』が発表された年みたいです。
鷽は2体ともずんぐりころころ。デフォルメの方向が現代と変わらないと感じます。KAWAIIは脈々と受け継がれてきたものなんですね。
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そして麒麟像!
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かっっっっっっこいいい!
まず本物の麒麟を見たことないのですが、見たことある人はいないでしょうが、今まで見た麒麟の中で間違いなく一番かっっっっっこいいです。「本物見て作ったんでしょ?」って言いたくなるくらい躍動感があります。風にそよぐ緻密な髭と…たてがみ?かっこいい。半開きの口、かっこいい。
そして夕日を見つめるこの瞳の輝き!絶対生きてる!
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麒麟像の瞳をジッと見つめていると、なんだかこみ上げてくるものが。二回目の青春ノイローゼかもしれないけど、感情的になりました。エモーション!
ビールはずっとキリン党だし、今後もし誰かに「好きな動物は?」って聞かれたら、「麒麟と猫です!」と答えようと思います。ホントに。
この麒麟像は元々は2体あって、戦時中に金属供出のため1体になったとあります。きっともう1体の麒麟像も、残っている像と同様の素晴らしい像だったでしょうね。今ある1体は永遠に残ってほしいものです。
是非多くの方に見てほしいです。手水舎の手前で右側です。きっと気持ちも運気も上がります!
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太宰府天満宮は見どころが多く、時間が足りなくなってしまいました。次はもっと時間に余裕をもって参ります!
太宰府天満宮の地図はこちら
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